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亜鉛をサプリメントで摂る必要がある場合とは

亜鉛は動物性たんぱく質をはじめ、多くの食品に含まれています。にも関わらず不足しやすいミネラルと認識されています。にきびなどの肌荒れ、貧血、抜け毛、切れ毛、やる気が起きない、免疫力の低下、精力減退といった症状があらわれた時は、亜鉛不足の可能性があります。亜鉛が不足する原因は、どんなものがあるのでしょうか。

食品によっては亜鉛の吸収率を下げるものがある

加工食品やインスタント食品は、ビタミンやミネラルが失われていることはよく知られています。加工食品やインスタント食品の問題は、ビタミンをはじめとする栄養素が失われていることだけでなく、それらの中に含まれるフィチン酸やポリリン酸が亜鉛の吸収を阻害するためです。

 

穀類や藻類などに含まれる食物繊維は、ミネラルを吸着する性質があるため、亜鉛をはじめ鉄や銅はこれらのミネラルの吸収が阻害されるため、不足しやすくなります。豆類は亜鉛を含みますが、食物繊維とフィチン酸も含むため、これらが亜鉛の吸収を妨げてしまい吸収率はあまりよくありません。

 

中近東では豆を使った豆や穀類を使った料理が多く、この地域に住む人々の亜鉛欠乏症が報告された事例があります。亜鉛は動物性たんぱく質に多く含まれるため、ダイエットで食事制限をしている人も欠乏しやすいミネラルです。動物性たんぱく質はカロリーが高く、摂取カロリーを抑えるため野菜中心の食生活をしていると、亜鉛が不足しやすくなります。

発汗やストレス、飲酒でも亜鉛は失われる

激しい運動や肉体労働でよく汗をかく人は、亜鉛が不足しやすくなります。汗をかくと大量のビタミンやミネラルが失われれます。亜鉛は赤血球の合成に関係しているため、部活動で貧血を起こす子供は亜鉛が不足しているかもしれません。特に夏は汗をよく書くため、亜鉛が不足しやすくなります。

 

お酒を多く飲む人は亜鉛が不足しやすくなります。これは、アルコールの分解に多くの亜鉛を必要とするためです。ふだんからストレスを感じている人は、亜鉛が不足している可能性があります。亜鉛は神経伝達物質の合成に使われるため、ストレスを感じると消費量が増えます。

 

肝臓でストレス物質が生成され亜鉛が消費されるため、亜鉛が不足してくると、ストレスへ感受性が下がらず、気分の切り替えがうまくいかず、気分障害などの症状があらわれてきます。

薬や治療の影響で亜鉛が不足することも

腎機能障害や胃腸機能障害がある人は、亜鉛が不足しやすくなります。腎機能障害でたんぱく質の摂取制限があると、亜鉛が不足しやすくなります。ただし、腎機能が落ちていると亜鉛がうまく体外へ排出されないリスクがあります。

 

胃腸機能障害がある人は、栄養失調による亜鉛不足が起きる恐れがあります。この場合はサプリメントなどで亜鉛を補充すれば亜鉛不足の症状は改善されます。高脂血症薬、抗菌薬、抗生物質、利尿剤、降圧剤を服用している人、抗がん剤や放射線治療を受けている人は亜鉛が不足しやすくなります。

 

これらの薬を飲んでいる、または治療中の人は亜鉛不足になる可能性があります。病院で治療を受けている、薬を処方されている人で、亜鉛不足の兆候がみられる場合は、自己判断せず、医師と相談の上サプリメントの摂取を決めるようにしたほうがいいでしょう。